Figurations<感触の音楽>
Music for string trio [Figurations]
弦楽三重奏の為の音楽
「フィギュレーション」
「Figurations(感触の音楽)」はViolin, Viola, Violoncelloの為に書かれた2楽章の作品です。
Pacificmodernは、弦楽四重奏曲「Serenity(静穏)」ポリテンポ様式にチャレンジしていますが、「Figurations」においても4種のテンポ、拍子を同居させました。昨今の音楽において、異なるテンポ、拍子等の多層的な時間構造は珍しいものでは無くなりました。複雑な合成音響を隅々まで作曲家がコントロールすることは、難易度の高い課題だと思いますが、Pacificmodernは複雑な音響をそのまま受け取るという事を是とする事を目標にしています。
Serenity<静穏>
Music for string quartet [Serenity]
弦楽四重奏曲「セレニティ」
「Serenity(静穏)」は弦楽四重奏曲の為に書かれた単1楽章の作品です。
この曲よりPacificmodernはポリテンポ様式にチャレンジしています。4つの拍子、テンポを同居させていますが、各々をバラバラにしているのではなく、緩い結合によって全体をまとめることを目標にしました。この方法を、対位法(Counter point)ならぬ対群法(Counter group)と勝手に名づけて使っています。
古典的なクラシックと決定的に異なるのは、すべての声部が一つの箱の中に納まろうとするのでは無く、樹木の様に太い幹に各々の声部が上手くズレながら接続していることです。これは作品を根幹において、かなり大きな違いです。なぜなら、クラシックにおいて縦の線が崩れることは、和声の瓦解を招く危険な兆候ですが、「Serenity」においてはある程度までは問題にならないのです。樹木が風に揺られて動くように、演奏される日によって、演奏する人によって、揺れることが許容された作品です。
Metronome music
Music for metronome
メトロノームの為の音楽
この形態で作品を作ることは、否応なく巨匠リゲティを連想してしまうでしょう。ポリテンポであること考えれば、まさにリゲティの後追いであり、影響は否定できません。
しかしこの作品で目指していることが、本当にリゲティ様式となるのか分かりませんし、特段目指しているわけでもありません。
近年Pacificmodernが挑戦しているポリテンポの試作作りの一環として作曲しました。
メトロノームの良い所は、当然ながらテンポを数値でコントロールできることでしょう。
また、漸次的なテンポの変化も容易です。
いつの日か、ここで試みた事が実作において役に立つ筈と思っています。
Free figurations
Figurations for Piano tiro [Free figurations]
ピアノトリオの為のフィギュレーション
ポリテンポとも呼べない、自由なフィギュレーションによって作曲された作品です。
いわゆるフリースタイル音楽のように自由に作るのですが、それでもある程度の性格を分けた4種のテクスチュアを組み合わせています。
録音は多重録音です。
雪舟の破墨山水図に感化されて、よりフォルムのハッキリしない様式での構成にチャレンジしている一環として作りました。
Peter and the Wolf
<ピーターと狼>
Prokofiev / Peter and the wolf
プロコフィエフ作曲:ピーターと狼(室内楽版)
プロコフィエフが小編成オーケストラ用に作曲した、子供向け音楽「ピーターと狼」をさらにコンパクトに上演できるようにしました。
編成は弦楽5部、ピアノ、パーカッションの7パートにナレーションが加わります。第3ヴァイオリンを加えた別ヴァージョンも作ってあります。
Nutcracker Suite
<胡桃割り人形>
Tchaikovsky / Nutcracker suite
チャイコフスキー作曲:
組曲「胡桃割り人形」(弦楽合奏とピアノ版)
名曲の多いチャイコフスキーの中でも屈指の作品を弦楽合奏とピアノに編曲しました。
オリジナルにはチェレスタのソロなど外し難い楽器もありますが、ヴァイオリンによる合奏パートをトゥッティとは別に設けることで代用しています。
Hallelujah<ハレルヤ>
Handel / Hallelujah
ヘンデル作曲:
オラトリオ「メサイア」より「ハレルヤ」
弦楽合奏版
弦楽四重奏版
ソプラノ + 弦楽三重奏版
誰もが知っているヘンデルのハレルヤです。室内楽版にすることで、気軽に演奏できるようにしました。ソプラノと弦とのアンサンブルでも問題なく響きます。

